吉田松陰に学ぶ、つながりの大切さ

江戸時代、幕府により様々な改革が行われた。

末期には天保の改革が行われた。

しかし、それ以降、徳川幕府は改革を行なう力も人材も払底してきた。

ただし家康以降の権威だけは残っていたので(家康はすごいなぁ)、

井伊直弼による「安政の大獄」が執行され、「桜田門外の変」と続いてゆく..

要は、いまの言葉で言えばガバナンスが効かなくなってしまっていたんだね。

幕末の人物として、西郷隆盛、坂本龍馬..などいるでしょう。

でも最近僕は吉田松陰に着目している。

きのう岩波から出ている「吉田松陰」を読もうとした。松陰による書簡が編まれた書籍だ。

しかし残念ながら漢文なので読むことを、すぐに諦めてしまった。

仕方がないので巻末の解説を読んだ。こちらは興味深く読んだ。

松陰はタテではなく、ヨコにネットワークを広げることを好んだようだ。手紙はそのツールだろう。

ヨコのネットワークの代表例は、松陰の一番弟子である高杉晋作による奇兵隊である。

司馬遼太郎の小説では、先祖代々から引き継いだ鎧をまとった佐幕派は、平民たちが参加した奇兵隊たちが手にしたステルス銃によりバンバン撃たれていったという。司馬さんは資料に書かれていない部分をかなり創作するけれど、ま、それにしても、象徴的に僕の頭の中でイメージできる。

現在は江戸末期と比べると、どのくらいの時期なんだろうか。

岸田官邸はガバナンスが効かなくなっているように見える。現在の吉田松陰は誰だろう? ヨコのネットワークにあたるのは何だろう? SNS ? オープンソース?

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!