時代とともに変わる日本の価値観

日本は日露戦争以降、従来の価値体系を喪失していったとおもう。

現在に比べ短命とはいえ、江戸時代生まれの人は健在だったろう。

その方たちが次第に亡くなり、
しかもその価値(江戸時代あるいは藩閥体制)は十分に引き継がれなかった。

文学では自然主義が、政治ではマルクス主義や無政府主義が現れてきた。

世界に目を向けても(といっても当時の代表的な小説を数冊読んだ限りだけれど)第一次大戦前の不安感を感じる。

ひるがえって日露戦争後の価値の喪失から、陸軍主導のイヤな時代になり…戦争になり…戦後はアメリカの7年間の占領期に強い影響を受けた両親、そして僕たちの前半の過ごした時期にあたる。

失われた30年という。これは経済を示すけれど、それだけでなく戦後の価値観が喪失した30年でもあるような気もしている。

そして、いよいよ昭和の価値観は有効ではない、というか、むしろ社会を窮屈にしつつあるとおもう。

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!