「割引率」ということばを耳にしたのは、友人との会話の際だとおもう。
次に、そのことばに出会ったのは、ピータ・ティールの自書の中だ。
ちなみにピータ・ティールはペイパルの創業者で、投資の世界でも、その名が知られているらしい。個人的には、起業や投資には縁遠いけれど、なぜか、その本は繰り返し読んでいる。
割引とは…将来から現在をみたばあいの、現在のその対象の価値なんだとおもう(違ったら、指摘してねー)。
たとえば、企業の時価総額(1株の値段✕株の発行総数)は、5年後、10年後のその会社の価値が、現時点で表現されていたりする。
そのむかし、アマゾンはずっと赤字だったけれど、時価総額はすごく高かったらしいし。
ピンカーの「暴力の人類史」でも、割引率ということばに出会うことができる。
むかしのひとは、短命だった。
なので、数年後、数十年後から割り引いて現在をみる機会がすくなかった。
となると、必然的に、当時のひとは、お金を博打的にあつかったし、暴力をふるったりして、とかく刹那(せつな)的な生き方をしがちだったというんだなぁ。