当事者に聞くことは大切だ。
でも、ともすると、ぼんやりして、まったく人ちがいをしてしまう。
そうだなぁ、たとえばだよ、
魚屋さんに野菜のことを聞いたり、交番にスーパーの売出しを、たずねたり、ま、そんなことだ。
わかりやすい例をだしたけれど、ひとは案外、似たようなことをしている。
それから、一般のひとが当事者から話を聞く機会というのは少ない。
職業的にはジャーナリストは可能かもしれない。
でも、それは、たとえば田原総一朗など、日本で10人もいないのではないか。
なので当事者の書いた書籍を読めるというのは、とても贅沢なことだったりする。
当事者のコトバを読んでいるという安心感もあるし、専門的なことでも、意外に当人の書いたものは、わかりやすく書かれていることが多い、とおもう。
いま「中央銀行」という本を読んでいる。
著者は前日銀総裁の白川方明さん。
ぼくのようなマクロ経済の門外漢でも、いままで知りたかったことが分かりやすく書かれている。いい本だよ。