アプリケーションについての定義は、むつかしい。というか、そもそも、それを説明する技術的な知識を、少しも持ち合わせていない。
なので、たとえ話をしようとおもう。
いぜんの六本木は、見上げると雑多な電線が目に余った。げんざいは、ちがう。いつの間にか、電線が整理されている、
という話をしたいわけではない。
その、電線である。
電線というのは、電気を送るための経路である。
発電所から高圧線をつたって変電所に(まだいくつも経路があるかもしれないけれど)電柱、そしてオフィスや家庭へと延びている。
屋内では天井や壁つたいに延びていて、わたしたちは、コンセントをつかって、オフィス機器や家電につないでいる。ここで初めてユーザーに、機器の選択がゆだねられるわけネ。
で、本題に入ります。
冷蔵庫のアプリケーションって、なんだろう?
切り口はいくつか考えられるけれど、たとえば、食品を長持ちさせることだったりする。
クーラーは、部屋を冷やすこと、
洗濯機は、衣類を自動で洗うこと、である。
そういった感じで俯瞰してみると「電気的」というのは、張り巡らされた電線の先に、いくつものアプリケーションが明滅しているイメージ、だとおもう。
インターネットは、TCP/IPという約束事で世界的につながっている経路である。
1969年に誕生したというのが定説なので、今年で50歳になる。
インターネットの人生の前半は、さびしかった。
それを利用していたのは、それを必要とした研究者か、あるいはマニアックな一部の人だったと言われる。
がしかし、25歳を超えたことから、ウェッブというアプリケーションが芽生え、ウェッブの上には、さらに「ネットで検索できる」とか「ネットで買物ができる」といったアプリケーションが花開き、げんざいに至っている。
これは、こちらの知識不足もあって、いまだに違和感があるのだけれど。
「ブロックチェーンは、インターネットの次のインフラになる」という言い方を目にすることがある。
でも、これは、どうなんだろう。
個人的には、すくなくとも、インターネットの上にウェッブがあり、そのうえにブロックチェーンが乗ってるというイメージなんだよなぁ。
そういう意味では、いっそ抽象的に、
従来のウェッブはweb1.0で、SNSといったコミュニケーションを巻き込んだものがweb2.0、
そしてブロックチェーンがweb3.0という言い方のほうが違和感がない、かな。