ホリエモンは洞察が鋭い、とおもう。
ただ、コトバが足らないので、おうおうにして、誤解をまねく。
いちじき「すべてのものは、お金で買える」という発言が、先走ったことがある。
その元になった本を読んだことがある、
がしかし、じっさいには、そのようなことは書かれていない。
文脈から、それらしいコトバのみハイライトされ、それが倍音のように広がっていった、ということが実情だろう。
ネット上で「先の見えない時代、何をやったら、よいだろう」的な質問が散見される。
それに対して、ホリエモンは「遊ぶんだよ」という。
洞察の鋭い同氏の言い分だけに、個人的にも「そうかもねぇ」と思ったりしている。
ただし、やはり、コトバ足らず、だとおもう。
ま、じぶんなりに補助線を引いて解釈するなら、
現状の機械的なこと、事務的なこと、つまり同じ作業を繰り返し行なうことは、ディープラーニング(AI)がいちばん得意とすることなので、その種の仕事は、いずれ、なくなるよ、と言っているんだろう。
それと、もう、ひとつ。
「働き方改革」というものがある。来年度から関係した法律も施行されるようだ。
さいきんは法律というものも大切だと、おもいつつ、その半面、もっと内実の方が大切でしょうと、考えたりもする。
ホリエモンの「遊ぶのさ」発言については、拡大解釈すれば、
遊びなら、会社の就業以外でも、それをやるだろうし、SNSの普及を勘案すれば、連絡もするだろう、ということだ。
週休3日でも、4日でも、だいじょうぶで、
じっさい、「ほぼ日」という会社は、金曜日は「インデペンデンス・ディ」と称して、会社に来ても、来なくても、どちらでも良いみたいな、
ま、そうすると「遊ぶのさ」ということと、同じくホリエモンの発言している「将来、会社はなくなるよ」 というコトバは点と点で結ばれて、線になっていくわけね〜。