ダニエル・カールマンの「ファスト&スロー」は、おもしろい。
本書を読んでいると、見るもの触れるものすべてにバイアスがかかっている気がしてきて。心もとなくなり、なんだか、すこし不安になってきたりする。
アマゾンの書評では、翻訳による読みづらさが指摘されている。
個人的にも、本書に限らず、原文からの翻訳が気になることが多々ある。がしかし、それを確かめる能力の時間もないわけで。
(その本の気になるポイントだけ原文で読むということなら可能であるけれど)
ま、もっとも、翻訳されていなかったら、そもそもその本とは出逢えなかったかったのだから、
そういう意味では、翻訳者に感謝していたりもする。