クラウドというコトバは、ずいぶん前に耳に触れたねぇ。
そのむかし、発電所は、オンサイト(使う場所の近く)にあったらしい。
それが、こちらの方が効率が良いためか、遠方の発電所で大量の電力を作り、ユーザーのもとに送電するようになっていった。
とうしょクラウドは、この電力の推移とアナロジーで語られていて。
ユーザーの手元にサーバーを置くより、いっそ、電力のように、遠方にまとめて置いた方が効率的だろうと、ま、そういう観点があった。
でも、げんざいのクラウドのポイントは違うわけで。それはアプリケーションにあったりする。
電気の場合のアプリケーションは、たとえば「食材を冷やして長持ちさせること」=冷蔵庫だったり、「部屋を冷やすこと」=クーラーだったりする。
すなわち、冷蔵庫やクーラーはモノなので、どうしても、家庭内に置かざるを得ない。
一方のクラウドのアプリケーションは、モノではなく、ビットなので、なにも近くに置いておく必要がない。
クラウド上にあっても、ぜんぜん差し支えない。
いや、それどころから、たとえばAIを使ったアプリケーションなど、ローカルのパソコンのスペックでは無理筋なことも、クラウド上で演算して、その結果だけをパソコンでチェックすることが出来る。
あした、アップルの新製品や新サービスの発表会がある。アップルの新しいサブスク(サブスクリプション)サービスがウワサされている。
げんざい、サブスクは重要なキーワードとなっている。
サブスクはユーザー視線のコトバだけれど、一方、開発者視点からみれば、SaaSとなり、それは、クラウド上のサービス(アプリケーション)となるわけ。