きのうのSNSのハナシのつづき。
SNSの特徴はなんだろう。
まずSNSは、ひとりひとりが好きにやっている。
ぼくのように、なんとなくやっている人もいれば、フォロワー数を増やしたい人もいたりする。
新聞や雑誌では、限られたスペースの中で、載せられる情報の総体は限られている。それに対してSNSは無限といってもよさそうだ。なのでSNSは、よほどの過当競争となる。
もうひとつの特徴。それは、SNSは本人がダイレクトに情報を発していることである。新聞や雑誌のような媒体という感じはない。あえていえば、プラットフォームだ。
オッケー。この文脈で、取材という仕事をかんがえてみよう。
新聞や雑誌には取材記事が多い。取材をつうじて、インタビューイ(取材される人)の考えが伝えられる。じっさいには、編集部のチェックが入ったり、新聞なら審査部のチェックが入り、すくなからず、バイアスがかかっているけれど。
それに対して、SNSは第三者のバイアスなしで、本人が直接伝えることができる。
そうなると、はたして取材に意味があるのだろうかと、おもえてくるわけ。
もっとも、ある種の新聞の取材は残るだろう。
ある種とは、新聞社の立場でしか聞けない情報、たとえば各省に張り付いている記者クラブへの取材などだ。
SNSが浸透していくといっても、たとえば立場のある官僚が、ツイッターやYouTubeで個別で発信する時代は想像できない。そうなったら、おもしろいけれど。ま、そうなると組織が発信する情報として、混乱をきたすよね。
企業はどうだろう。トップがYoutubeをやる。これは、なんとなく、ありそうな気がする。ハナシはそれるけれど、前アメリカ大統領は、ひんぱんにツイッターやってたよね。その点、ユニークだったねぇ。