「統計学が最強である」には、いくつかの続編がある。
すべてダイヤモンド社から出版されている。
同社は学術的な出版社ではないでしょう。
その点から察すると、同シリーズは一般向けに書かれていると思う。
同シリーズを読んでみて、とても難しいと思う。
また、統計を必要とする仕事以外、ましてや、生活で統計を使う機会はほとんどない。
学びの他の対象と同様に、身近に統計を使う機会がないと、理解に深さが感じられない。
ウチらの世代はまだ「読み書き算盤」という言葉が聞かれた。
現代は「プログラミング、ファイナンス、データサイエンス」だろうか。
しかし前述したとおり、学びには(時間や手間といった)コストがかかるし、
身近なものでないため、往々にして、途中で投げ出してしまう。
「だったら、別にやらなくてもいいやん」とも思ってしまう。
オッケー、違う視点からみてみよう。
「別にやらなくてもいいやん」的な場合、専門的なことは専門家(と呼ばれる人)に任せることになる。
この場合、受けては、専門家の意見について判断できない。
そのまま受け売りをするか、あるいは複数の専門家から複数の意見が出た場合、モヤモヤした感じだけが残ってしまう。
今回のコロナの状況が、そうでしょう。
では、一人ひとりが基本的な知識を身に着けていたら、どうだろう。
そしてSNSやYoutubeを通じて、みんなが意見を交換したりシェアしたら、どうだろう。
意外に専門家より正しい認識を得ることになるかもしれないし、何より参加したという納得感もあるように思う。