オリンピックがはじまり、コロナ感染者数はどうなっているのか。
「さざ波」のように収まっている説があり、一方では再び緊急事態宣言が発令される説もある。
その違いについて、分かった点もある。
前者は、たとえば高橋洋一による解説だ。高橋さんはデータ解析を専門としている。そして同氏が語っているのは分析の結果である。
それに対し、後者は、尾身さんをはじめとするコロナウィルス感染者対策文科会(の有志?)による見解である。
通常、分科会というのは政府から意見を求められ、それに対し諮問する。
ここであえて(の有志?)と書いたのは、今回の日本記者クラブでの会見は、有志による自主的な発表だからだ。
前置きが長くなってしまったけれど、尾身さんたち有志はオリンピックにおけるコロナ感染者の予測ではなく、リスクに対する評価と、その対応について発言している。
ということは、一人ひとりが、倦まず弛まずコロナに対して気を付け、その結果、オリンピック時に感染者数が「さざ波」となった場合、尾身さんたちの示したデータが大げさすぎたというのは、筋違いに思えるわけ。
高橋洋一さんの予測とは、まったく違うアプローチのわけネ。