先日、菅首相の記者会見をYouTubeで見た。
テーマは、もちろん、政府の新型コロナ対策に関して。
見終えてから、まず思ったのは、今回はフリーのジャーナリスト、空気を読めない外人のメディアが、質疑応答に指名されなかったことだ。
記者会見の質疑応答の内容は、あらかじめ官邸に提出され、すり合わせされている。これは、もう定説と言って良いだろう。
ただし、フリー&海外のジャーナリストは、その限りでない。
後者については、フリー枠として、かつて3度質問した、信頼すべき神保哲生さん(ビデオ・ニュースドットコム)が同番組にて、発言されている。
基本的に質疑応答は、あらかじめ、すりあわせされているので、菅総理は自ずと官僚の用意した原稿を読むことになる。
菅総理の棒読みは、なるべくして、なっているんだネ。
そのあと、共同通信社(だったかな?)により、記者からの、棒読みについての質問について「正確を期すため」という発言があったという記事が配信されていた。
しかし、実際の記者会見では、同質問に対して、菅総理はスルー(無視)している。
「正確を期している」という発言は、あきらかに、誤報だ。
百歩譲って、発言の行間を読んで、そう言ったといわれても、ま、そこまでは言えないだろう。あるいは、通信社のなにか思わくが働いているのか。
TwitterやYoutubeには、混ぜっ返しや、それを拡散した情報が、とても多いとおもう。
しかし一方では、当事者の発言を直接見たり聞いたりできるので、新聞系の発する情報に誤りやバイアスがあることに気づくこともある。