インターネットは既存のシステムを追いやる革新的なシステムだ。
ただし旧来のシステムはシブとい。
それは、数十年前、場合によっては百年以上前の時価から信じられないほど膨らんだ含み資産を持っているからであり、国の岩盤規制に守られているからである。
ハナシが、それてしまった。
インターネットの革新性は仲介を必要としないことにある。
僕の職種は追いやられているけれど(トホホ…)、それも、この革新性が遠因にある。
従来なら、情報を発信する人と、情報を受け取る人の間には媒体が必要とされた。たとえばテレビであり、たとえば新聞である。
インターネットの場合、新聞等は必要としない。ネット上でそのまま発信できる。
かつてのブログの可能性は、そのへんにあった。しかし本領を発揮したのは、その後のSNSやYouTubeだ。
ブログが期待はずれになったのは、多くの人が、もはや文章をそれほど読まなくなったからである。
なので、短いツブヤキであるTwitter や映像のYouTubeが好まれた。
YouTubeはカンタンに配信できる。
逆に受け手側からみた場合、新聞やテレビの編成された情報ではない、専門家の意見をダイレクトに訊くことができる。
YoutubeやSNSにより、旧メディアには意図した編成がなされていることも知った。それを認識できるようになったのも大きな収穫だ。
仲介を必要にしないのは、メディアだけでなく、たとえば金融なども同様である。
では、これから僕たちは何を仲介とするのだろう…?
それはアプリケーションである、とふと思った。けっこう重要な発見。
ここで言うアプリケーションとは、スマホにダウンロードするアプリではなく、広い意味ネ。
たとえば海外の人とやり取りする。
(僕のように英語が得意でない人間にとって)従来なら、鼻からアキらめていただろう。
しかし現在ならAIを使った「自動的に翻訳する」というアプリケーションを利用すれば可能性が出てくる。カーナビの「知らない場所にも行ける」というアプリケーションと同様である。
その他にも、仮想通貨という「小額でも海外に送金できる」アプリケーションがあれば、何かの際に通貨を送れるし、逆に、もらったりもできる。
◎結論:
僕たちは、もはやメディアを必要としない。その変わり、新しいアプリケーションを仲介すれば今まで出来なかったことが可能になってゆく。