広告代理店は大丈夫か..?

きのうの読売新聞オンラインでは「大手広告会社 博報堂」の担当者らが東京地検特捜部の事情聴取に対し、電通側に自社の受注希望を伝え、単独で応札する枠を確保してもらったなどと談合を認める供述をしている」という報道がなされている。ちなみに電通、博報堂の自社のプレ・リリースでは、それについてコメントは出されていない。

ま、しばらく広告代理店のことなど考えさえしていなかった。けれど本件に際して、なんだか興味が湧いてきて来たりして。

現在の私見では、煎じ詰めれば、広告代理店のビジネスモデルは、
1)中抜き
2)談合
だと思っている。

1)には解説が必要だろうか。

とりわけ電通は、ほんらい新聞の「場所取り」、テレビの「枠取り」という、いわばスベースブローカ的存在だった。このドメイン(中抜き)は広がり、現在では対象はスポーツ、そして、ここ1、2年で明示されたのだが、なんと政府の補助金の中抜きまで広がっていたという。電通は、がむしゃらに営業する企業として、その名を馳せてきた。しかし、昔からそうではなく、吉田秀雄という人が社長の時、電通に新たなDNAが加わったらしい。「電通鬼の十訓」は吉田社長により生まれた。

広告代理店は早晩、従来のビジネスモデルはやっていけなくなると思う。電通の吉田秀雄のような蛮勇を奮う人が、広告代理店を革新するしかないのではないか。ま、ちょっと厳しいか。それより後発の、まったく違うビジネスモデルに呑み込まれてい可能性の方が高いように思える。

気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!