「司馬遼太郎覚書」を読んでいる。作者は辻井喬。出版は、かもがわ出版である。
タイトルさえ忘れてしまったけれど、「いい本だよなぁ」という印象が残っていて、その書籍の出版が、かもがわ出版だった。かもがわ(鴨川)が示すとおり、所在地は京都になっている。
辻井さんの本名は、堤清二。
かつて、広告主の憧れは、サントリー、西武デパート、資生堂の英文字の頭文字をとって「3S」とされた。
堤さんは、西武デパートを始めとする元セゾングループの代表である。
西武デパートの「不思議大好き」「おいしい生活」は糸井重里のコピーだ。
あらためてボディコピーまで読んでみると、げんざい糸井さんの主宰している「ほぼ日」は、「不思議大好き」「おいしい生活」を文章ではなく、実業でやっている印象を持ったりもする。思いや考えが一貫している..ってナマイキ言って、すみません。
「司馬遼太郎覚書」を読むと、教養のある方の文章って、こういう感じだよな、と思う。
糸井さんは、辻井さん、つまり堤清二に会って、コピーのプレゼンをしていたはずで、俺だったら、とても緊張して出来ないわと思ってしまう。
想像では、NHKのYOUの司会をやっていた感じと同じで、それは誰に会っても変わらない感じなんじゃないかしらん。手もみしながら「へいへい」という感じが想像できないけれど、でも、エラい人に会った場合、俺も含めて、いつもと同じでいられる人って、かなり少ないと思うんだ、って、あれ、何のハナシだっけ?