これからラィティングはAIを使いながら書いていく。これは間違いない。
そうおもうと、編集者にサポートされながら著者が書き上げてきた旧来の書籍をたくさん読んで来て良かったとおもう。
松本清張の「日本の黒い霧」を読んでいる。なかなか読了に至らない。
ときどき清張さんの推理に突っ込みを入れながら読んでいる(さすがにそれは思い過ごしだわ!)
で一方で、当時の情報のデータセットが整ってさえいれば現在のAIにてまったく違う事実がGenerateされたはずだ。そうおもうと清張さんに限らず推理はどうしても個人のバイアスにおもえてくる。そしてバイアスこそ人間の良さだともおもえる。
本書は松本清張の推理よりむしろ「GHQが戦後の日本にどうコミットメントしたのか、そしして米ソの対立の中でそれがどう変容していったのか」の知識を得るのにとても有用なんだね。