きのう洋紙について語られていたユーチューブをみた。
日本の洋紙の売上げナンバーワンは王子製紙だ。
かの渋沢栄一は同社設立の発案者の一人であり、官僚をリタイアした後、会長にもなっている。
洋紙と新聞の隆盛は大きく関係している。とくに日清・日露戦争では新聞の需要は急増した。
漱石が朝日新聞に「こころ」を連載したのも、この頃ではないだろうか。
こうしてみると、まずハードウェア(洋紙)があり、続いてソフトウエア(新聞)が続いている。
このことを半導体とSNSと比較してみるのも面白いだろう。
洋紙の需要は減っている。ともすると製紙会社どおしで競っているようで、俯瞰してみれば、製紙会社は、さくらのようなクラウドの会社にシェアを奪われている、とも言えそうだ。