全銀システム

昨晩、横になりながら、全銀システムのトラブルの会見をYouubeで聴いた。

トラブルから数日たつが、はっきりした原因はまだ分からないそうだ。

全銀システムと各金融期間の間には中継コンピュータがある。

中継コンピュータでは、振込の手続きの際に、用意されているテーブルの手数料の情報が参照される。

今回のトラブルは、そのアプリケーションがテーブル内の各銀行のインデックスを読み込まなかったようだ。

その対応策としては、振込手数料をゼロ円として、その場をしのいだ。

その後は、各銀行が事務手続きでフォローして、振込手数料のやり取りが行われた。その処理は、少なくとも記者会見現在、いまだに行われている。

そしてプログラミングだけでなく、(はっきり言わなかったが)OSを32ビットから64ビットに変える際に、メモリーもトラブルの原因になったようだ。

以下、まとめてみる。

①原因はいまだハッキリしないこと
②社内に専門家を抱え、今回のトラブルを総括すること
③ベンダー(NTTデータ)との法的な責任、弁償については、これから話し合われること
④金融庁から行政指導を受ける可能性

こういう感じから、次期のオープンシステムのリプレイスは遅れるものと思われる。5年後とか。そのころにはブロックチェーンを使ったお金のやり取りのインターフェイスも良くなっていると思う。ただしブロックチェーンにすべて移行するわけはなく、既存の銀行を中心にした「全銀システム」、ブロックチェーンを使ったシステム、それからデジタル通貨が共存する時代が来ると思うよ。



気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!