仮想通貨に採用されているブロックチェーンは、インターネットなのか。
そのまえに、インターネットを定義してみよう。
いぜん(いまもあるけれど)ADSLというものがあった。
電話回線は、通話するときに使う。けれども、周波数の帯域を変えることで、おたがい干渉しないようにデータ通信にも使える。これがADSLだ。
げんざいの光ファイバーは、データ通信専用である(電話もできるが、こちらもIPを使っている)。
光ファイバー、メタル、それに(スマホなどに使われている)LETは、いってみれば通路で、そのうえにTCP/IPが乗っている。
このTCP/IPというプロトコルによる通信が、いわゆるインターネットである。
で、ひとくちにTCP/IPというけれど、じつは、お菓子のウェハーのように、何層にもなっている。
いちばん下が、ルータといったハードに近い物理層で、(そのあいだの名まえは覚えていないけれど)いちばん上がアプリケーション層になっている。
このアプリケーション層に、メール、FTP、それにWebといった文字通り、アプリケーションがのっている。
ウェッブサイト(ホームページ)が、インターネットだと思われがちだが、じつはウェッブは、インターネットのひとつなのである。
で、ビットコインなどの仮想通貨に採用されているブロックチェーン・プロトコルなんですけれど。
これは、ウェッブサイトと同じ層のTCP/IPのアプリケーション層にあるのか、そもそも、TCP/IPとは別のプロトコルなのか…後者のような気がするけれど、どうだろう ?
じゅうらいTCP/IPは、ぼく、あるいは私と、あのひととの情報交換につかわれてきたわけ。でも、これからは、モノとモノとのやり取りにも、つかわれていく。いわゆるI o Tに、ね。
それと、もうひとつ、(たぶん別系統)で、ブロックチェーンのお世話になる機会がふえてくると、おもうんだなぁ。
そういえば、せんじつNews Picsでピックされていた記事のなかに、「インターネットは情報の交換に」「ブロックチェーンは信用の交換に」というのがあったっけ。