もうなんねん前だろう。キンドル(ペーパーホワイト)をよくつかっていた。それだけあれば、思いたったときに、ダウンロードした書籍を読めることが気にいっていた。でも、いまは、つかっていない。かつてのように、紙の本でしか読んでいない。
その理由はなんだろう。読みやすさという点では、なかなか、みえてこない。ただ、ちがうアプローチはできるとおもう。
オッケー。パソコンを、思いうかべてみよう。パソコンなら、たとえばエクセルなど、つかえるソフトウェアは3つ以上はあるだろう。
スマホもおなじである。つかえるアプリ、たのしめるアプリは、すくなくとも3つ以上ある。それにくらべると、キンドルは「本を読むこと」しかできない。やっぱり、ひとつだけの、限界があるようにおもう。
じゃぁ「冷蔵庫はどうなんだ」ということになる。冷蔵庫は食品を冷やすだけだろう。でも、こちらは、キンドルとちがい、使い方がカンタンである。トビラをひらいて、買ってきた食材をいれるだけだ。洗濯機はボタンを押すだけ、テレビやエアコンはリモコンのスイッチを入れるだけである。
要は、キンドルは、コンピュータなのか、家電商品なのか、中途半端な存在なんだね。
もしコンピュータという位置づけなら、キンドルでしかできないようなキラーアプリが3つ以上必要だし、
家電というのなら、持ち上げれば、自分のいま読みたい本を察知して自動的に立ち上がるくらいにしなくっちゃ、ね。
余談になるけれど、iPhoneやApple Watchに任天堂がアプリを提供する意味は大きいとおもう。この前のアップルのイベントで、任天堂の宮本茂さんがプレゼンしたのは意外だったけれど、いまになっておもえば、アップルは、キラーアプリの重要性を全面に押し出したんだとおもう。この点は、納得。