はてなという会社は、プログラマーおたくの集まりという印象を持っている。
そして、はてなが運営するウェッブサイト・はてなにも、エンジニアを引き寄せるような情報が、けっこう載っていたりする。
同ウェブサイトには、質問・回答が行き交う「人力検索」もある。
ぼくも、コンピュータやインターネットについて、かなり質問してきた。
質問してきたのだけれど、回答は、ほとんどしてきていない。というか、答えたい気持ちはあるものの、答えることができなかったりする。
それは、ひとつには、ぼくにはその知識がないことが、あげられる。
もうひとつは、ひとくちにコンピュータやインターネットと言っても、ずいぶん幅があることがあげられる。
すこし、はなしがズレる。
まだ東芝が元気だったころ、パンフレットのライティングをいくつも引き受けていた。取り扱い説明書さえ書いていた。そういうこともあり、とうじ、ほかのお得意さんに「東芝、やってるよ」というと、「じゃ、エンジニアリングは得意だったりしますか」と、聞かれたりもした。
しかし、エンジニアリングというのは、幅がひろく、いちがいに「うん」とは言えないんだ。そのまま「エンジニアと言っても、幅が広いですよねぇ」というふうに応えるしかなかった。
はてなの「人力検索」に、なかなかアンサーできない事情も、そのへんと、なんとなく類似してる。そういう、はなしネ。
で、またワダイは代わる。
ぼくは、はてなと同様、カドカワ・ドワンゴが好きである。
カドカワ・ドワンゴという社名は知らなくても、同社が運営するニコニコ動画なら聞いたことがあるのではないだろうか。
カドカワ・ドワンゴは、インターネットを活用した N高校も運営している。
こちらは、N高校の現役の高校生がネット上で授業を受けているけれど、N予備校として、プログラミングの授業を一般でも受けることができる。
そういうぼくも、約1年、じかんを見つけて受講してきた。授業でわからないところは、質問すれば、スレッド上で講師の方や「同級生」が回答してくれたりする。
で、逆に答えてあげることもできる。
こちらでは、はてなの「人力検索」とちがい、わりと答えることができる。これは、ひとえに、同じテキストをつかっているという、共通項があるからなんだネ。
ものごとが多様化し、それにともないコミュニケーションも、ややこしくなってきている。そういうとき(たとえばN予備校のテキストような)共通したモノやコトは、さりげないようだけれど、たいせつな役割をしていてくれていると思うんだ。
同世代で、同じような話題で盛り上がる時代は、もうツンでいるわけだからサ。