少なくとも安倍・菅両氏は総理大臣の職のあいだ、派閥から離脱していた。
一方、岸田総理は離脱せず、宏池会の会長さえ続けていた。
そして今回、派閥パーティの問題を受け、ようやく会長を退き派閥から離脱した。
岸田氏は息子を総理大臣秘書官に据えた。
そして、その息子の、総理公邸で開催された忘年会の写真が「週間文春」で報じられ、
同氏は当職を辞任した。
岸田氏はG7のテレビ会議にて、ウクライナの復旧や復興に充てる6000億の支援を表明した。
一方のロシアに対しては制裁を強化するという。
日本のマスコミ(といってもテレビは見ていないし、新聞も取っていないけれど)ネット経由のそれを見ている限りウクライナの優勢を報じ続けている。しかし佐藤優氏や鈴木宗男参議院議員によると「ロシアは負けない」と述べている。
住民税非課税世帯に対し、7万円が支給される。支給時期は自治体によって様々なようである。いずれにせよ、もっと早く決断していれば、対象者全員に対し、年末、それから寒い冬の光熱費に充てることができただろうに。
こうつらつら書いてみると、2つのことが言えそうだ。
1)岸田氏は人が良いという印象だが、けっこう権力欲が強いのではないか。
2)聴く力と(たぶん)本人も言っていたと思うけれど、じぶんの「これだ!」がない。なので事案が上がってくるまで待ち、しかも意見を聞き、なので、判断が遅くなってしまう。(人のことは言えないけれど)ともすると人は内容が優先されると思いがちだ。でも、これは価値が定まっている時代には有効だが、時代の変わり目には、旧来のように第一の優先事項ではないかもしれない。いつか時間があったら理解してみたいけれど、ベイズ推定というのがあるでしょう。これは前提条件が変われば、その事象の確率が変わっていく。いま前提条件がどんどん変わっているのだから、既存の内容にこだわっていると、実際は有効な確率は低くなっているのかもしれない。えーと、話がそれてしまった。現在は、内容よりも判断の早さが重要だったりする。とくに総理大臣は。