SNSやオープンソースの影響は大きい

雑誌の廃刊が続いているようだ。

ちなみに、全国の図書館数は直近のデータで3305件あり(日本図書館協会調べ)、毎回雑誌を購読している図書館が雑誌社の収入を助けているのは間違いない。

日本新聞協会の発表しているデータによると新聞の総発行部数の推移は以下のとおりだ。

もはや企業はパンフレットや商品カタログはほとんど出さない。

こちらも図書館(行政機関)が出版社を助けていると同様に、印刷会社は各都道府県や市町村からの発注ンに助けられていると言えそうだ。

このような印刷に影響を及ぼしたのは間違いなくネットの存在だ。

ネット(ウェッブ)は当初の段階では、文字や写真、イラストがレイアウトされている印刷物と似ていた。

ネットがネットらしくなってきたのは、SNSからである。

ユーザーひとりひとりが情報を発信し、印刷物のように一方的に情報が流れるのではなく、蜘蛛の巣状に情報が行き交うようになった。

SNSのような巨大なプラットフォームだけでなく、たとえばSlackやDiscordを使ったコミュニテーでのやり取りも同様だ。こちらはお互いに情報を共有しながら、関心のある人どおしのイベントが動いていく。

さいしょからSNSがある世代のとってはSNSは当たり前だけれど、印刷をよく知っている世代からするとSNSは革新的に思える。

それともうひとつ、落合陽一さんの「デジタル・ネーチャー」はとても良い本なので読んでいただきたいけれど、その中にオープンソースの重要性が説かれている。

残念ながら新聞や、雑誌(一部を除く)はSNSやオープンソースの大きさを伝えていない(もっとも新聞は購読していないけれど)