少子化が進む一方で、海外から移住する人が増えている。
突然だが、檀家について触れてみたい。
少子化が進めば、檀家は減ってゆくだろう。
では、移民により少しはそれがガヴァーされるだろうか。
移民はアジアからの、仏教圏出身が多いかもしれない。
彼ら、彼女らは果たして(たぶん)日本で最も多い浄土真宗の檀家になるだろうか。
浄土真宗は、中国で起こった浄土宗から祖術されている一派だ。浄土宗の教義は、宗祖・親鸞の思想により大きく転回している所がある。それにより、平安末期から鎌倉時代にかけて、鈴木大拙の言うところの日本的霊性が初めて顕れた。
そこに顕れる懐かしい肌感覚は日本人ならではのもので、日本人以外には感じ得ないかもしれない。
一方、それについて解説しようとすると、込み入った理路に入らざるを得ない。
英語で世界的に受け入れられているチベット仏教には未来性があるのではと思うのも頓珍漢ではない、とおもう。