山本七平の名著「空気の研究」にあるように(というわりには内容を覚えていないけれど)日本というのは、空気に支配されている。
日本では、いまだに多くの人がマスクをしているのが良い例だ。
欧米の多くの国と違い、日本ではマスクの着用は法律に明文化されていない。
ちなみに僕は長居をしない限り、外でもマスクを外している。いまのところ注意された経験はない。
外してみると、みんなマスクをしているその風景がとても奇妙に感じる(なんなんだ、これは!)
スマホの普及にあたって、6割の人が使うようになって一気に広まった。
マスクの場合も6割の人がマスクを外すと一気にノーマルになると推測している。この点は根気よく観察していこうと思っている。
ユーチューバーの多くはマスクを外している。一方(僕はテレビを見ないけれど、おそらく)テレビに出演しているほとんどの人たちはマスクを着用しているのではないか。
で、テレビのこの様子と「みんながマスク」は関係しているのではないか。
「日本の空気」と情報空間が関わりが深い。これも僕の仮説だ。
なので、旧来の澱んだ空気が一変するには、テレビはユーチューブに、新聞はツイッターに情報空間が移り変わることが重要だと思っている。
問題は、供給(SNS系を発信する側)の勢いに対し、日本全体での需要(見る側)のシェアが少ない点にある。
需要の弱さは、日本の高齢化にある。
(当てずっぽうの数字になるけれど)高齢者の3割がSNS系に親しむようになれば、日本の空気も変わるんじゃないか知らん。
ま、できることから周りの人たちに、さりげなく促していこうかねぇ。