きのう日銀の黒田総裁と数量学者の高橋洋一先生の考え方について触れた。
それに対して野口悠紀雄先生の考えは極北にある。
僕は前者を認めつつも後者を支持している。
前者に基づく現実の施策により確かに失業率は低く抑えられている。
しかしこの状態を維持するには、この施策、いわゆるアベノミクスの路線をずっと続けざるを得ない。果たしてそれは可能か?
そして(こちらは個人的な感想になるけれど)アベノミクスが始まって約10年、僕たちは10歳年を取ってしまったわけで、もし自然な状態で失業率が増えていたなら、いまより10歳若い状態で失業していて、それだけ新しいことを学ぶには優位だったと思う。
ひるがえって現在はどうだろう。すでに遅きを失している。
となるとズッととこのままの方がラクということで…浅はかな僕の経済の知識で言うと、これでは日本の生産性は下がり…交易条件が悪くなり…その結果、円安になり…物価が上がり続ける…ということになる。