ディープラーニングとか、政治力とか

もう若くはないので、新しい対象だけでなく、いままで分からなかったこと、気になっていたけれど、そのままになっていたことに触れなおしている。

前のブログでは、ディープラーニングという専門的でありながらベストセラーになった書籍について、不明だった箇所がパッとクリアできたことを書いた。

文章をよく読めていなかったことが原因だった。

いや正確にいえば、あらためて本書上のコードを叩き、プログラミングを動かしてみて、本文をちゃんと読んでいなかったことに気づいた感じだ。

いわゆるライブドア事件と呼ばれた騒動がある。

一方、数年後、東芝の会計不正問題がマスコミをにぎわせた。

前者は通常、修正申告すれば事件になるほどの案件ではなかった、とおもう。

なのに、社主のホリエモンは刑事事件となり、裁判を経て収監されてしまった。

それに対して、東芝の不正事件はライブドア事件より、はるかに額が大きく(社長や経理の担当者は不正を知りながらやっていたという)その悪質性にも関わらず、不正に関わった歴代の社長は刑事告発されていない。

この点が腑に落ちなかった。

東芝の不正事件については、何冊か、書籍にまとめられている。

数冊、ページをめくってみた。

本件は、政治的な力が働いたという印象を持った。

東芝不正会計事件の起こった時期は、第2次安倍政権だった。

当政権は、経産省寄りの政権だと言われている。官邸の秘書官は経産省の有力官僚だ。

この力学が、経産省と関わりの深い東芝に優位に働いた。

また刑事事件に際しては、当時の黒川・元東京高検検事長よりプレッシャーがあったのでという記述もみられた。

政治力って大きいのかもなぁ…この歳になって初めて、そう思い始めている。



気づいたことを、お気軽に。
公開まで、やや時間がかかりまーす!