いろいろな意見があるけれど、日銀の異次元緩和のおかげで、すくなくともお金は多く出まわっているとおもう。
ただし、新しいものよりむしろ、ほんらい、なくなっているはずのものにお金が行ってしまっている感じがする。
そのへん、ひとつ指摘してみたいような気がする。日銀ではなく、僕たちに、だ。
もう必要がないものはやめて、あたらしいものに変えよう。いぜんとちがい、その代わりになるものは、すでに存在し、しかも効率的だったり、いままで出来なかったこともできるわけだから。
いままでの習慣をチェックしよう。そして、いならいものにはお金や手間をかけず、あたらしい有用性のあるものにコストをかけよう。ひとりひとりの、あたらしいお金や手間は、土からしみでる湧き水のようだけれど、それが、あちこちから湧き出れば、それが水路になり、やがて川になってゆくのだから。
ま、この例でいえば、日銀の量的緩和は川上のダムから、いっせいに水を流し、あいかわらず既存の川に水が放出されているイメージ、かな。これじゃぁ、思うように、新しい川は出来ないんですねぇ。