「攻殻機動隊」では、ひとは義体化されている。脳は自前だけれど、それ以外のからだの一部は、人工物でまかなわれている。
「攻殻」のメインキャラクターである草薙少佐は、その極端な例で、生まれる前のお母さんの不慮の事故で、脳以外すべてが義体化されている。
脳がネットと直接つながっている(延髄にプラグを差し込み脳が電脳空間につながる)のも特徴的だ。たとえば、あるひとと電脳空間をつうじてイメージを共有できたりする。機械や義体化されたひとのハッキングも可能である。
「ゴースト」は、全体を通じてのキーワードだとおもう。とらえにくいけれど、個人的には「たましい」に置き換えている。電脳化されたひとたちの最後のトリデであり、
さらに「ゴースト」は、ネット上の情報や、あるいは人形にも存在するのかどうかといった問題提起もされている。おもしろいねぇ。